次に来る!なろう漫画「元・世界1位のサブキャラ育成日記」

コミックス紹介





次に来る!なろう漫画シリーズ第一弾!
「元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~」をご紹介します。
アニメ化したら非常に人気になる作品であることは間違いないでしょう。
2023年02月現在6巻まで刊行されており、続刊となっています。
コミックウォーカーで配信されているので、気になったらまずはこちらから読んでみるのも有りです。

題名:元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~
原作:沢村治太郎
漫画:前田理想
オススメ度:★★★★☆
属性タグ:なろうコミカライズ、絵が綺麗、ゲーム世界へ転生、ゆくゆく最強、ゲーム知識で無双、主人公のキャラクターが立っている、ハーレムだけど風味だけ

作品紹介・推しポイント

  • 作品紹介

フルダイブ型のオンラインゲームで世界一位の廃ゲーマーだった主人公は、自分が世界一位として君臨していたアカウント「Seven」が消えたことですべてのやる気を失っていた。そして、気づいたらゲーム世界へ転生していた。転生したのは、世界最強のキャラクター「Seven」ではなく少量のアイテムや所持金だけを移していて全く育成をしていなかったサブキャラクターの「セカンド」だった。
ゲームと全く同じ世界であることを確認した主人公は、セカンドとして再び世界最強を目指す。

なろう作品では割とあるゲーム知識無双系ですが、オンラインゲームをやったことがある人には、背景情報がきちんと構築されているのが見て取れて、ちょっと上手くやれば最初から最強になれるというような取って付けたような内容でないところに好感が持てます。
どちらかというと時間効率に主眼を置いているところが原作者はよく分かってるなと感じました。
ゲーム的な世界なので、経験値やスキルを獲得してどんどん強くなれますが、そこに違和感を覚える人には向いてない作品かもしれません。

  • 推しポイント

ライトに爽快感を味わえます。これぞライトノベル、これぞなろう作品といえるテイストです。
また主人公が”世界一位になる”という狂気にも似た側面を持つことを1巻の中盤にきちんと見せつけてキャラクターを立たせているのが良いですね。
特に初期段階では話の構成をきちんとよく考えて作られているのが伝わってきます。

なろう作品にありがちな欲望に忠実で、どんどん横道に逸れていくような所がないのも良いです。
また早期にパーティーを組んで、パーティーメンバーをどんどん強化していくのも見ていて楽しいですし、情報としてはまだ何も出ていませんがレイド戦やそれによる最強クラスの報酬というのはゲームにありがちなので、個人で独りよがりに最強になるというような話でないのも良いところです。

この作品はスナック感覚で、爽快感を味わるというのが醍醐味で、それ以上でもそれ以下でもない作品だと思います。

ストーリー紹介(若干のネタバレ有り)






1巻ではゲーム世界へ転生し、再び世界最強を目指し始めるところからスタートする。
ゲームではなく人が死んでしまう実際の世界で、何度も死ぬことも含めた試行の果てに到達する最高効率解を用いて主人公は急速に強くなっていく。

その過程でシルビアという女騎士と取引をして仲間に加え、彼女を育成することになるのだが一つの問題があった。強力なスキルを獲得する条件の中に「他プレイヤーのHPを50%以上減少させる攻撃を行った魔物を三回連続一撃で仕留める」というものがあり、彼女にスキルを手っ取り早く習得させる為には自身がHPを50%以下まで減らすことが必要だった。
強力な魔物から一撃を喰らって、主人公の決心は揺らぐ。途轍もない痛みを感じてもHP50%以下には程遠い。それを受けて自身のアイデンティティが世界一位以外にないという執念を見せつける。

……踏ん張れ、俺は世界一位だ。
世界一位が無様を晒すことなどあり得ない。
この世界でも、サブキャラでも世界一位になるんだろ?
俺は世界一位なんだよ。その座は俺のものだ。
俺の人生だ。存在意義だ。誰にも渡さない。
俺は世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位、世界一位

元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~ コミックス1巻 第5話 P.153より

この主人公のキャラクターの立て方が非常に上手く、また世界一位を目指すという部分のブレなさが非常に好感を持てます。






2巻では魔術学院へ留学という形で潜入する事になり、ここで二人目の仲間に出会います。
エコが仲間に加わり、簡易な魔術大会での優勝賞品を搔っ攫ってさっさと魔術学院からは退散する……という、まさにそれだけの話なのですが、一応今後の展開への布石も込めてマイン王子と仲良くなるという部分があります。まだコミカライズはされてない部分ですが、後々に影響が出てきます。






3巻ではダークエルフであるユカリを奴隷として買取、名実ともに仲間となるまでの過程が描かれます。
チーム結成の為に下級ダンジョン攻略をした際に、ゴブリンメイジの魔法で強制転移されてユカリとそれを庇おうとしたセカンドは遥か彼方まで飛ばされ、パーティーメンバーの皆が居る街まで二人っきりの旅をする事に。その中で垣間見えるユカリの特殊な事情。口を開けば喧嘩するような仲から、少しずつ状況が進展して行きます。






4巻では仲間となったユカリの持つ過去を知り、より強くなった暁にはその問題も解決してみせるとセカンドはユカリに約束をする。まずは強くなることを目標に金策と経験値稼ぎをしようと中級ダンジョンを周回攻略しようとしたところ、思わぬ利権絡みもあり、ダンジョン攻略したくてもできない事態に。
商会を味方につけて、ダンジョン攻略を進めようと力を見せつける為に召喚魔法を使ったところ、まさかの精霊が現れて……。






5巻では商会を味方に付けれなかったことで、ダンジョンクリア報酬となるミスリル金属の売却先が得られず、途方に暮れていたところに伯爵の使いがやってくる所から始まる。無事ミスリル金属の大量に売却先を確保することができ、ダンジョン周回をしようとしたところ伯爵令嬢がセカンドに対抗心を燃やし始めて……。






6巻では中級ダンジョン周回をしてミスリル金属の卸が想定より早く終わったことで、ドラゴンを狩ることになるパーティーメンバー一行。ドラゴンを倒すことで強力なスキルを習得していく。
一方その頃、留守番をしていたユカリは奴隷商会の会長より直接手紙を受け取ることになり、きな臭いことが裏で進行をしていた。その状況を把握したセカンドは、問題が起こる前に十分な強さを手に入れるため、暗黒狼へと挑むことになる。自身がSevenだった頃、名実ともに世界一位を言わしめるのに鍵となっていたのは、この暗黒狼だったのだ。

小説について

元々小説家になろうに投稿をしていたので、現在でもなろうにWEB版があります。
コミックスを読んで続きが気になった場合には、読んでみるのも有りだと思います。
ノベル版も存在しており、こちらは2023年02月現在、9巻まで刊行されています。





入りやすさで言えば、コミックスからのがやはり入り易いので、コミックウォーカーで読んでみたり、電子版は色んなサイトでも1巻は安く買えるクーポンなども多いので活用してみることをオススメします。

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