次に来る!なろう漫画「リビルドワールド」

コミックス紹介





次に来る!なろう漫画シリーズ第二弾!「リビルドワールド」をご紹介します。
なろう作品ですが、ハードSFな設定で所謂な異世界ファンタジーではありません。
アニメ化したら人気になる作品であることは間違いないでしょう。個人的な話で言えば、なろう作品で一番好きな部類に入ります。
2023年02月現在8巻まで刊行されており、続刊となっています。
コミックウォーカーで配信されているので、気になったらまずはこちらから読んでみるのも有りです。

題名:リビルドワールド
原作:ナフセ
漫画:綾村切人
オススメ度:★★★★★
属性タグ:なろうコミカライズ、なろうには珍しいハードSF作品、メタルマックスの世界観、ロストテクノロジーと超絶科学の世界、作画が人物もメカも超絶上手い、ヒロインが居ない……?

作品紹介・推しポイント

  • 作品紹介

科学技術が極度に発達し、一度文明が崩壊するも今よりももっと科学技術が発達しているという世界観。都市が丸ごと遺跡になっており、そこに蔓延る機械と融合したモンスターや遺跡都市防衛装置などが闊歩していて都市の中には旧世界製品と呼ばれるお宝が沢山眠っている。
スラム街に住む主人公のアキラは、その日を生き抜くことだけで死に物狂いの日々を送っていた。そんな人々が最後に夢を見るのは、遺跡から旧世界製品の遺物を持ち帰って一攫千金での人生逆転劇。しかしそれは夢であり、現実は死体の山を築くだけだった。

主人公は旧世界の遺跡を探索中、主人公であるアキラだけに見える旧世界の幽霊と呼ばれる「アルファ」と出会う。アキラ一人では絶対に死んでしまうような状況をアルファのサポートで生き残り、無事に旧世界の遺物を持ち帰ることが出来た。しかし、遺物を持ち込んだ場面を見た他のハンターに目を付けられる。
アルファのサポートで何とか難を逃れたアキラは、アルファが望んでいた遺跡攻略の契約をして、この世界を生き抜いていく事を誓う。

一応、小説家になろうに連載されてはいますが、珍しく異世界モノではない作品です。
ウェポンドッグという存在から、メタルマックスシリーズのオマージュであることを彷彿とさせます。
一攫千金を狙うハンター、旧世界のロストテクノロジー、銃火器による戦闘、強化服やナノマシンによる身体拡張、高度情報収集機器での拡張現実による支援、こういうのが好きな人には本当に嵌るお話だと思います。

  • 推しポイント

世界観が途轍もなく良いです。都市が丸ごと遺跡になっており、旧世界と呼ばれるロストテクノロジーが存在しつつもナノマシン身体拡張や強化服といった非常に高度な科学技術が既に備わっている世界で銃火器で戦い抜くというのが非常に良いです。
ウェポンドッグが登場した時には、メタルマックスシリーズのオマージュなのが見て取れ、そういう系が好きな人には堪らない作品でしょう。

また人物の作画とメカの作画共に非常にレベルが高く、非常に臨場感のある内容になっています。登場する女性陣も美しく、殺伐とした世界だけど笑顔がよく描かれている事でハードな世界観の中でも華やかなさが添えられていて作品として上手く調和を取っています。画面内には結構美人女性が映りますが、当の主人公は生い立ちもあって生きるのに精一杯で全然女っ気がありません。そこもまた世界観に合っていてちょうど良いですね。
個人的にはシズカ推しですが、シオリとレイナも結構好きなキャラクターです。

ストーリー紹介(若干のネタバレ有り)






1巻では主人公であるアキラが、旧世界の幽霊と呼ばれる「アルファ」に出会い、遺跡から旧世界の遺物を持ち帰って一人前のハンターとなるまでが描かれる。
今まで搾取をされ続けてきたスラム街出身のアキラは、もう二度と踏みにじられないように意志と覚悟を持って進み始める。この世界は弱肉強食、それはハンター同士すらも意味している。弱そうなアキラが遺物を持ち込んだ事で、弱い少年ですら入手が可能な遺物のルートを知っていると他ハンターに思われ、アキラは付け狙われることになる。
そしてどうにかアルファの助力の下、撃退に成功したことでアルファを信頼することにし、アルファから持ち掛けられていた契約を結ぶことになる。目指すは、旧世界最深部。






2巻では、アルファと契約を結んだアキラは仮想訓練を繰り返して少しずつ強くなり始めていた。
週に一度の遺跡探索もこなす中、遺跡の中でハンターが別のハンターを食い物にしようとしている現場に遭遇する。この時に襲われている側のハンターを助けるアキラの動機は負の感情から来るものだった。
この作品の主人公はかなり特殊で、感情移入がなかなかにしにくいキャラクター造形ですが、このキャラクターをきちんと描写しきる画力は圧巻です。

その後、都市に戻ってもスラム街に住むものたちで組織される”徒党”に目を付けられ、付け狙われるも即座に撃退。スラム街に”徒党”の空白地帯が出来てしまう。ボスになるよう勧誘を受けるアキラだったが、交渉相手となった少女シェリルにすべてを任せ、自身は後ろ立てになる事にする。
2巻から登場人物が増え、ヒロインと呼んでいいのかどうか分からない人たち(アキラ側が全くその気がない)が登場し、それぞれの活動フィールドで交流が進んで行く事となる。






3巻ではモンスターの群れに追いかけられていた運び屋兼商売人のカツラギを助けるところから始まる。一緒に都市に戻ろうとした所、追い討ちをかけてきたのは先ほど撃退した群れの比ではないほどのモンスターの大群だった。カツラギとアキラは運任せに緊急依頼をかけて、助けてくれるのを弾切れになるまで戦って待ち続ける。そこで駆けつけてくれたのは、以前ハンターたちに襲われていたところを助けたハンターのエレナとサラだった。

アキラが活動しているフィールドは、探索先の遺跡、都市にある馴染みの武器屋のカートリッジフリーク、スラム街のシェリルの徒党の主に三つに分類される。
エレナとサラはカートリッジフリークの店主シズカとも交流があり、この三人はアキラにとっての良心の居場所とでも言うべきものになっている。半面、シェリルの扱いはかなり雑な面が見受けられる。しかしながらシェリル自身の心境の変化により、少しずつそれぞれの居場所を確立していくのだった。






4巻では大金を貯めてようやく購入できた強化服を活用し、より高度な戦闘が可能となった。
4巻より登場するカツヤたちは、正統派ヒーローの主人公的な立ち位置で、対するアキラはダークヒーロー的な要素を持っている。そんな彼らが少しずつニアミスをしていく形で物語は進んで行く。
またしても死闘を繰り広げることになるアキラは、順調に装備を整えて戦力を向上させていく。






5巻でもカツヤたちとニアミスをしながら話が進んで行く。
そんなある日、アキラ宛に都市から直接ヤラタサソリからの防衛の任務を依頼され、断るに断れなかった結果、参加することになる。ここでカツヤたちと同じ防衛拠点に配属されるも、我が道を行くアキラにカツヤのチームメンバーであるレイナが突っかかった来られ、アキラは辟易するも探索任務を一緒にする事になる。
レイナにはシオリという付き人が居り、レイナ自身はお嬢様の立場だがハンターをやっているという特殊な立ち位置だった。そんなアキラとレイナ、シオリとの対話は食い違いを見せる危険な組み合わせで……。






6巻では対ヤラタサソリでの防衛任務は終わり、今度は探索任務をすることになる。この時の探索メンバーのリーダーがエレナで、エレナとサラと一緒に探索任務をすることに。
無事帰還した後、再度防衛任務に就くこととなるが、遺物襲撃犯と遭遇することになり交戦となる。






7巻では遺物襲撃犯にレイナを人質に取られてしまい、まさかのシオリと一対一で戦うはめに。
何とか遺物襲撃犯を倒し、ほぼ全員が戦闘不能状態になっているところに今度はカツヤたちが駆けつける事で、より事態は混沌を極める。カツヤとアキラのニアミスは、カツヤが少しずつ意識をする事で接点が生まれそうだったが、ついにチームメンバーに戦闘不能者が出たことで完全にクロスする。

一方、遺物襲撃犯グループは、アキラに倒されたメンバーのせいで遺物を回収できずにいた。
アキラに倒されたメンバーが死後報復依頼プログラムを活用して、アキラを殺さなければ遺物を回収できないように仕組んでいた為だ。遺物襲撃犯という都市を敵に回しても構わないと思うような危険な人々に狙われることになる。






8巻では遺物襲撃犯のグループとアキラとの死闘が描かれる。
何とか撃退をしたアキラは、遺物襲撃犯に関する口止め料として都市から大金を支払われる事になった。それを元にさらに装備をさらに強化していく。
この巻の最後のシオリとの取引のやり取りは何故か個人的に好きです。

小説について

元々小説家になろうに投稿をしていたので、現在でもなろうにWEB版があります。
コミックスを読んで続きが気になった場合には、読んでみるのも有りだと思います。
ノベル版も存在しており、こちらは2023年02月現在、11巻まで刊行されています。





入りやすさで言えば、コミックスからのがやはり入り易いので、コミックウォーカーで読んでみたり、電子版は色んなサイトでも1巻は安く買えるクーポンなども多いので活用してみることをオススメします。

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